九份紀行(2) ~ 台北駅から瑞芳、九份へ ~
台北駅で地下鉄を降りたら、 鉄道に乗り換えです。
台鐵の方向に向かいます。地下街だと距離感が分かりません。遠く感じます。台鐵と高鐵は並んでいますので、高鐵の切符売り場方向に向かっていけばいいです。
駅中の地図です。地下鉄の駅と、台鉄の駅は少し離れています。
台鐵のマーク。 これを目印に進みます。
台鐵の切符売り場まできました。切符販売の横の改札口内の様子です。プラットホームは下に有る様です。4月台から「端芳」に行くことが出来るようです。
隣には高速鉄道の改札と切符販売所が有ります。
こっちの方が新しくて綺麗でした。
台鐵は、切符の自動販売機を利用(窓口販売は分かりませんでした。)。自動販売機には2種類あります。 古い感じの機械で、押しボタン式で購入する自動販売機と、タッチパネル式で画面が変わる新しい自動販売機です。この古い自販機と新しい自販機がコンコースを挟んで向かい側に有りました。見比べるためには、10mぐらいのコンコースを行ったり来たりしました。
タッチパネル式の自動販売機は急行・特急専用で指定席が取れます(他の方の旅行ブログ で教えて頂いていた)。ただし、日本語対応はしていません。 でも漢字表記と英語が有るので、少し時間は取りますが、問題は無いように思えます。
★★★(旅行者の要注意点を★で表すと3つ星) 指定席を取らなくても値段は同じらしく、座席が空いていれば座っていいようです。ただし、指定席券を持って
いる人が来たら空けないといけないというルールで運用しているようです。 座りたいならば指定券は取るようにしましょう。トラブルの回避です。
九份に近い駅は「瑞芳」。押しボタン式の自動販売機では「瑞芳」を見つけることが出来ました。券売機の上に表示されている路線図にも「瑞芳」が有りました。慣れない路線図と駅名に時間はかかりました。(日本だったら、「なんてわかりにく表示なんだ。」と怒るかもしれませんが、日本語ではないので当然ですね。海外にしては分かり易い表示でしょう。)
★★★★ むむむむ、 しかし、その反対側にある急行・特急専用のタッチパネル式自動販売機の上方に表示されている路線の駅名に「瑞芳」がありませんでした。路線図の次の駅までの金額も2~3倍以上高いように思えます。 そして、路線図には「瑞芳」がない? 急行・特急でいけるのだろうか? しばらく悩んで、2種類の自動販の間を何回か往復して、見つけたのは、、、急行・特急専用自動販売機の路線名の中央下の注意書きでした。「台北から〇〇間は省略」(〇〇は忘れましたが、遠い所)。 なるほど、九份に近い「瑞芳」は近すぎて、路線表示の看板では省略されていた。
さて、急行特許専用の自動販売機を使います(少し苦労していたので、写真は撮れなかった)
。 1ページ目はチケットの種類でした。 当日券、日指定、(もう一つ、忘れた)
がありましたので、当日券を選択。
2ページ目には、行き先の方面に分かれて駅名の表示 「北方面」、「南方面」、「東方面」、(もう一つ、忘れた)に分れ
ていた。
最初(デフォルト)の表示は「北方面」。
地図で分かるように、九份は台北の北、この北方面から「瑞芳」を選べばいいはず。
★★★★ むむむむ、またまた。「瑞芳」がない? 駅の数も少ない。「瑞芳」に急行は止まらないという事か?
迷っていると、隣の券売機にいた地元のご婦人達が覗き込んだ。
助けてくれるみたい。 日本語は伝わらないけど「瑞芳」から九份に行きたいことは何とか伝わった。
ご婦人達は、表示に「瑞芳」が無いことを確認して、反対側の普通販売を指示した。
やはり、この自動販売機では買えないのかと、、、また自動販売機間を往復。
やっと、気が付いた、、、普通乗車券の自動販売機の上にある路線図では、青い色表示の路線が
「八堵」で曲がって、「基隆」に行っている。
「瑞芳」は青い線上にない。
路線が違うのだ。
急行・特急専用自動販売機で、「東方面」を選択。たくさんの駅の中、下の方に「瑞芳」を見つけ た。 ★★ 似た駅名に「瑞穂」があるので注意。 九份は「瑞芳」。
人数を指定して、お金を払えば、切符を手に入れられました。
結局、切符の入手に30分ぐらいかかったかな。
急行までの待ち時間を入れると、台北駅で1時間ぐらい。
急がないのんびり観光にする事にしていたので、問題はないですが、急いだら指
定席は取れなかったでしょう。
11時54分の莒光号に乗ります。日本語なら「きょこうごう」とよむみたいです。準急ぐらいでしょうか、59元。41分で「瑞芳」着きます。5号車のシート22です。もう一枚はシート24でした。 混んでいて、並び席はそれ無かったのかな?と思いました。
1本前の先に発車する普通列車、花蓮行きです。 プラットフォーム4Bから出ます。車両が白くてきれいでした。台鐵は、古い為か、地下鉄に比べるとホームが狭いです。電車はどんどん出るのですが、混んでいました。
こちらが、4Aから出る莒光号。 あれ?普通列車の方がきれいだった。たんに古い列車という事で、中は普通車よりいいのかな。普通車に乗っていないので分かりません。
ホームに有った所要時間表です。(この前にベンチが有って、満席、混んだホームだったので正面からは撮れなっか。)
各列車の停車駅と所要時間が、ちょうど「瑞芳」まで書いてあるので分かり易いです。
〇 各駅停 台北-松山7分-南海11分-(1駅)-汐止18分-(2駅)-七堵33分-八堵37分-(2駅)-瑞芳51分
〇 莒光号 台北-松山7分-南海11分- -汐止18分- -七堵32分-八堵36分- -瑞芳47分
〇 自強号 台北-松山7分- -汐止17分- -七堵28分-八堵31分- -瑞芳39分
「汐止」まではほとんど同じで、自強号でも1分だけ早い(自強号は帰りで乗りました)。その先は、少し駅間が長くなるようですが、「瑞芳」でも11分の差だけです。莒光号だと「瑞芳」までで各停との差は4分です。今回の莒光号の所時間は41分ですから、早い方です。前の各艇が11時50分発で、4分前に出ますから、どこかの駅で追い越すのでしょう。 でも大差ない感じですね。早く行きたいなら、指定を取らなく、早く出るのに乗ればいいでしょう。今回の台北駅での待ち時間は駅を観光した時間だった考えます。
予定の莒光号に乗り込みます。私の指定は5号車ですが、隣の4号車の入り口です。入口から中まで混んでいます。立ち席の人も多くいました。
なんとか予約席に着きました。
★ 席番号の決め方が日本とは違います。(帰りの時に気が付きました) 。 進行方向に前から、1列目の左窓側、右窓側、左通路側、右通路側、2列目の
左窓側、右窓側、左通路側、右通路側、・・・
の順に1番から順番の座席番号です。
すなわち1列目は 左から1番、3番、4番、5番 となります。 左側並び席は 奇数番号、 右並び席は偶数番号 になります。
番号が1つ飛んでいても並び席になります。 行きは22番と24番なので、6列目の右側並び席です。
席は割とゆったり。快適です。フットレストも付いています。
途中駅の「汐止」です。 家は中華圏に良く見られるビルですが、駅や緑は日本の風景に近いと思います。
「瑞芳」に到着です。
ホームから地下道で改札に行きます。
「九份」の案内のある出口は左を差しています。
自動改札機は無く、切符は駅員さんが受け取ります。
改札を出れば、割と大きな待合室、大きな冷房機もあります。直ぐに外に出れます。
駅前の広場から「瑞芳」の駅です。
駅前広場の正面はバス停、左側に沢山のタクシーが止まっています。この写真だと、背中側がバス停、右手にタクシー乗り場。 左手にコンビニが有ります。 熱いので、コンビニで水を買って於きました。
駅を出て、駅前広場の左側がタクシー乗り場です。昼過ぎでしたが多くのタクシーが待っています。駅の大きさや、降りる人数に比べて、タクシーが多いです。観光客待ちでしょう。この時間は運転手の人たちもウロウロして客待ちの様です。
観光看板も有ります。
タクシー乗り場の観光地図。「瑞芳」周辺の観光スポットが載っています。この看板は台湾人向けの観光案内の様で、日本人向けの観光場所とは少し違うみたいです。
青い看板に行先ごとの料金が出ています。 金瓜石はさっきの観光地図の場所には書いてありませんでした。これは外国人用でしょうか。漢字なので、日本人向けでしょう。
九份まで205ドルです。
看板を見ていると運転手さんが「きゅうぶん?」と日本語読みで行き先を聞いていきます。中国語の発音は違うので、日
本人向けのお誘いです。「ニヒャクゴドル、ニヒャクゴドル、ニヒャクゴドル」
と値段も日本語で何度も教えてくれます。うなずけば、それだけで次の順番の運転手が指定され、その運転手のタクシーに乗ります。他の運転手が親切にドアー
をあけてくれました。 台湾のタクシーは自動ドア-になっていないので、お客が自分で開けて乗り、自分で閉めます。でも、こんな田舎でサービスされるとちょっと驚き、どうしようかと思ってしまします。
基本的には台湾人は優しい人たちなんでしょう。
タクシーは山道をくねくね上がっていきます。しばらくすると左手の下に海も見えて きます。 短距離のタクシーだから大丈夫ですが、台北からのタクシーだと長時間なので 疲れそうです。観光バスでこの道を上がるのもかなり揺られそうに思われました。 やがて、山間に目的地の派手な家が見えてきました。
到着。
何も言わずに止まりました。日本の自動ドアタクシーなら、ドアが開いて到着だと分かりますが、「なんでここで
止まったのかな? ここまでかな?」と、一瞬迷いました。
自分でドアを開けて、205ドルちょうどを渡して降りました。(散々、205ドルを繰返し言ってい たので、チップも出しませんでした。)タクシーは私たちを置いて、さらに先に上って行きました。
タクシーの降りた場所はこんな感じの所。バス停でもあります。
こうして九份に到着。 眺めはいい。暑いです。でも、山の上だから少しは涼しいのかもしれませんが、よく分かりませんでした。
観光地です。Youがいっぱいいました。
~ 次は、九份観光と、台北までの帰りです。 ~
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