台湾紀行 ~2019~(2) 十分への旅程
台湾、2日目は十分へ行きます。
地下鉄で台北駅へ、 台湾鐡道に乗ります。 1年前に九份に行っているので余裕が有ります。 まずは切符を買います。
九份や十分は観光地ではあるけれど大きな街ではないので、迷ってしまいます。 切符売り場の近くには親切な、(ちょっと変わった)人がいて、親切に教えてくれるのですが、要領を得ない。
改札の横に、 指定席なしのチケット自動販売機がある。 よく見ると、看板右下に、確かに、 NON-RESERVED SEAT TICKETS と書いてある。
日本からの学生らしき若者3人が、相談していた。多分、九份か十分に行くのでしょう。
指定席なしのチケット売り場の路線案内によれば、
台北ー松山-南港ー汐科ー汐止ー五堵ー百福ー七堵ー八堵ー暖暖ー四腳亭ー瑞芳 ここで乗り換えて、 瑞芳ー猴硐ー三貂嶺ー大華ー十分 と行きます。電車旅を楽しみたい方にはこれもいいかもしれません。
反対側には指定席のチケット販売機があります。EXPRESS TRAIN ONLY となっています。
こちらの路線図には、乗換駅の瑞芳が載っていません。台北の次は 福隆 です。 福隆ってどこ? 各停の路線図(コンコースの反対側なのでその場では、見比べられない )では、瑞芳ー猴硐ー三貂嶺ー牡丹ー雙溪-貢寮ー福隆 となっています。 かなり先です。 よく見ると、台北の駅名の下に、 (新竹-台北ー福隆間各站省略) と書いてあります。
切符の買い方がまた、判らない。EXPRESS TRAIN ONLY(急行のみ)なので、タッチパネルで瑞芳までは買えるけれど、十分は買えない。 十分が行き先に出てこないのです。とりあえず、瑞芳までの指定席を買って、後は瑞芳に行ってから考えることにした。
しかし、少し時間が有ったので、駅に人に聞いてみることにした。 改札にいた人は親切だったが、日本語も英語も通じない。 改札の人が、構内電話でどこかに連絡していた。 電話を替われというので出ると、日本語の判る人が出た。駅の日本語対応の方の様だった。
瑞芳から先の切符の買い方について聞いたのだけれども、電話口では細かい理解が出来ないので、待っていてほしいと言われた。 電話を切って待っていると、若い女の方がやって来た。 買った切符を見せて、瑞芳から十分に行く切符はどうしたらいいかと聞いた。
瑞芳から先の切符の買い方は、瑞芳で別のホームから十分に行く電車に乗り換える。瑞芳の乗り換えホームには自動販売機があるので、十分までの切符を買ってくださいという事だった。 瑞芳から十分は20台湾ドルだと教わった。
地下ホームから乗ります。(写真は1本前の各停電車です。各停なのにいい電車でした。)
電車は割と空いていました。空席もあります。白人系の家族もいましたが、観光客は全体に少ないのかもしれません。それとも、乗った電車が瑞芳での十分行きまでの乗り継ぎに、約30分ほどある電車なので、空いていたのかもしれません。
台鐵のマスコットマークは OhBear です。この熊は何をしているのでしょうか?
想像ですが、
熊は観光に出た。カメラを持っている。景色のすばらしさに目を細めた。感嘆の声を上げた”Oh~"
ではないでしょうか。
瑞芳辺りでは、川沿いの景色が車窓に広がります。
約30分で瑞芳に着きます。 乗って来た電車が出ていくと、3番ホーム 平渓線が見えます。まだ、30分くらいあるのでホームで待つ人は少ないです。
ホームに観光案内図が有ります。瑞芳から十分まで4駅です。提灯の絵が描かれています。やはり、十分がメイン観光地でしょうか。
時刻表も有りました。 1時間に1本、十分までは36分です。
時間があるので、一度、瑞芳駅を出ることにしました。ホームで待つのは暑いし、待合室で手洗いも借ります。
駅の手洗いは、1年前に使っていますが、1年間で改良されて綺麗になっていました。観光客の力は強いですね。
一旦、改札を出るので、瑞芳までの切符は駅員に渡します。 ここから十分までの切符を自動販売機で買いました。 料金は19元でした、 台北では20元て言っていたな~、と思いましたが気にしません。大体、70円ぐらい、これで、約40分間の区間です。台湾の交通費は安いです。
改札では切符にハンコが押されます。
3番プラットフォームへ
3番プラットフォームにも出口が有って、観光地向けのタクシー待ちが有りました。
待っているのも熱いですね。少し早めに電車が来たので乗り込みます。中はこんな感じで、冷房が効いています。座ることも出来ました。 40分近くかかるので座って行きたい。
この電車が出る前に台北からの列車が1本到着します。出発時にはかなり混んできました。
沢山の観光客、目的地はほとんどが十分の様です。中国語のグループが多かったです。台湾内の人の観光客なのか、中国本土からなのかは判りませんでした。
山間の川と緑の中を進みます。
十分の手前で、家並みの間に電車が入ると、突然の人も現われます。
これが十分?! という感です。
十分駅に到着。 線路を渡ってぞろぞろと改札に向かって降りて行きました。田舎感が強いです。
1時間に1回着く電車で大勢が乗降します。その度に多くの人が降ります。改札はあるけれど、切符を受け取る人はいない。切符を入れる箱が有るので、そこに入れます。
駅から、来た方向に線路沿いに戻ります。狭い道なので人でいっぱいです。 やがて提灯の客引きに次々と出会います。 まずは、駅に一番近い所で親子が揚げるところに出会いました。
単線の平渓線。電車がぎりぎりを通過していきます。
電車が行き過ぎると、線路上での提灯上げが始まります。
提灯の各色の意味は? ある店の説明はこうなっていました。 店ごとに少し違うかもしれない。 この時は、4色で200元、約700円でした。 安い!ですね。
沢山のランタンが高く飛んでい行きます。この景色、絵になります。
十分は川沿いで、大きなつり橋もあり、風光明媚な土地でもあります。
帰りは、暑くて電車を待っていられない(年ですかね)。 帰りの電車も混みそうだ、という事で、タクシーにしました。
直ぐ近くに高速道路が出来ていて、40分程度で台北です。
台北駅まで 1400元(4900円)です。電車よりも高いけれど、楽です。 どこまで行こうかと迷っていたら、料金を渋っているかと思われたらしく、台北駅まで1300元に割引してくれました。
座りながら、冷房の車中で、台北に戻りました。
これで、十分観光の半日は終了しました。
明日は、101に上がります。
終わり
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